就労ビザとは外国人が日本で働くために必要なビザの俗称です。「就労ビザ」というビザは実際にはありません。またここに言うビザとは「在留資格」の俗称です。
就労ビザにはいくつかの種類があり日本でどのような業務を行うかによってどのビザを取得するかが決まります。
また、就労ビザにはそれぞれ取得のための条件があります。外国人は就職活動をする前に、企業は外国人の募集を始める前に、目的の就労ビザの条件を確認することが大切です。
技術・人文知識・国際業務ビザは就労ビザの中で最もポピュラーなビザです。ITエンジニアや翻訳・通訳、会計、生産管理、人材管理、営業など、多種にわたる業務を行うことが可能です。
しかし、学術的素養を必要としない業務は行うことはできません。例えば接客や清掃などはこの技術・人文知識・国際業務ビザで行うことはできません。
技術・人文知識・国際業務ビザの条件としては大学か日本の専門学校を卒業するか、その業務に関して10年の実務経験(翻訳・通訳などは3年)を積む必要があります。
特定技能ビザでは技術・人文知識・国際業務ビザでは行うことができなかった業務を行うことができます。例えば飲食店での接客やキッチンでの作業、ビルクリーニング、ホテルでの業務(フロント業務や通訳以外)などが可能です。
このビザの条件は行う業務に関する試験と日本語の試験に合格するか、その業務に関する技能実習を修了することです。
技能ビザでは外国の料理に関する調理師や航空機パイロットなどの業務を行うことができます。
技能ビザを取得するにはそれに応じた実務経験などが必要となります。